糸川燿史写真集
「グッバイ・ザ・ディランU 歌が駆けぬけた!69─74」

 すべては「ディラン」からはじまり、
そしてぼくは、そこから飛び立った。
あれから30年。
ぼくは唄うことをやめなかったし、
糸川さんは撮ることをやめなかった。
それは互いに、
自分の心の景色を見つけだすための旅だったからか。 
──大塚まさじ

1974 年11月30日、大阪中之島公会堂でザ・ディランU のラストコンサートが開かれた。60年代後半から始まった、いわゆる「関西フォーク」のうねりを背景に、69年8月難波元町角にオープンした喫茶店「ディ ラン」に集まった人々は、70年という時代の区切りを挟んで次々に新しいシーンを創っていった。
ザ・ディランU の誕生から解散を縦軸に、その数年間の時代と人々を横軸に、その現場で撮り続けた糸川燿史の作品をまとめた。
本書は74年に『プレイガイドジャーナル』別冊「ぷがじゃまがじん」第1弾として刊行され30年ぶりの復刻増補版。